先日、ある経営者の集まりで「日本のモノづくりは世界一」と得意げに話す人がいた。なんかそういう話をテレビでも観たのか、はたまた本でも読んだのか・・。まだいるんだなぁ、こーゆー人と思いつつ、その人の話は右から左に華麗にスルー。他の方と楽しい会話を楽しんでおりました。
絶滅しない「日本のものづくりは世界一信者」
なかなか絶滅しない「日本のものづくりは世界一信者」だが、彼らは一体何を根拠にそんなことを言い続けているとか?と腹立たしさを覚えることさえある。「あんたたちはどんだけ現実を知らないんだよ」と。中国がかなり前から世界の生産基地と言われている現実さえ知らないで、日本のものづくりは世界一ってさ、どの口がいうんだよ、本当に。てかさ、どのあたりが世界一なん?・・・・中国製は信用できないとか言って、堂々とiPhone使ってるアンタに聞いてるんだよ。
まさに高度経済成長期真っ只中
ものづくり世界一を誇る日本のリアルは 多くの製造業は設備も古く、高齢化に伴う人手不足で仕事量もこなせず、後継者不足で廃業が後を絶たない現状だ。そんな現場を知っている人ならカンタンに「世界一」などと口にすることは出来ないはずで、彼らの頭の中はまさに高度経済成長期真っ只中。ある意味幸せな人達だと思いますよ、ほんと。
まとめ
少し前に日本の携帯電話がガラパゴス化しているなんて言われていたけど、本当にガラパゴス化しているのは未だに景気の良かった時代を忘れられず、現実を受け入れようとしない経営者達なのかもしれない。電子マネーが普及しないこともおそらく同じような理由なのだろうな、きっと。

めぐる日本のモノづくり 52 Stories of NEW TAKUMI
- 作者: LEXUS NEW TAKUMI PROJECT,下川一哉,猪飼尚司
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