自己啓発を今すぐやめよう!

自己啓発にのめり込んで人生をしくじった経験を教訓に、ゆるい生き方を実践中。日々のコトなど思いついたことを綴っています。

 

倒れた母(82歳)の老衰を加速させた「嚥下障害」が想像以上に恐ろしい

 

f:id:no-self-enlightenment:20171111144909j:plain

ブログからすっかり遠ざかっておよそ5ヶ月間、本当にいろいろなことがありました。

その中でもやはり、一番大きな出来事は82歳の母が老衰で倒れ入院したこと。

いつかは来ると思っていたが、いざこうなってみるとわからないことだらけで、どこに何を聞けば良いのかさえわからない始末。自分の不甲斐なさを痛感する日々の連続だった。

急速に進んだ老衰の原因は「嚥下障害」

「立っているのもつらい」「息するのもつらい」とつぶやく母が、自力で向かった病院で緊急入院。急速に老衰が進み、筋肉が衰えたことが原因ではあるが、その老衰を加速させたのは「嚥下障害」という病気であった。恥ずかしながら私は「嚥下障害」の存在自体知らず、 知ったのは母が倒れる数週間前だった。母が耳鼻科に通っている理由を本人に尋ねたことで始めて知ったのだ。

 

 

徐々に食べ物がのどを通らなくなる=食べられない

嚥下障害とはカンタンに言うと、食べ物を噛むことや飲み込むことが出来なくなることで、様々な原因があるようだが、母の場合は筋力(体力)低下が主な原因とのこと。入院する直前は飲み物さえも飲み込めなくなっていた。食べられない、飲めない、が続けば当然ながら体にカロリーが補給されないため、どんどん痩せていくし、どんどん筋肉が落ちていく。気がついた時は母の体重は30㎏台前半まで落ちていた。

www.kishoku.gr.jp

 

食べられないから体力がつかない、体力がないから食べられない

そんな母は入院後、食べられるようになるようにと、点滴を打ちながら「嚥下リハビリ」をうけていたが、一向に食べられるようにはならなかった。既にリハビリをこなすだけの体力すらも残っていなかったからだ。嚥下リハビリでは口を大きく動かす発音練習や頬や首の筋肉を動かしたりする体操などをしつつ、食べやすく、スリ身状にしたごはんやおかずを食べて食べる練習をする。しかし母はその練習さえこなすだけの体力がなくなっていたのである。

この時私は、普段、健康な我々がなにげなくしている「食べること」は、実は想像以上に体力のいる動作だったのだと思い知らされた。

www.tyojyu.or.jp

 

「身体はすでに100歳を超えている」

入院後しばらくしてから担当医と面談をした際に言われた言葉だ。

 

持ち前の我慢強さと気の強さで頭はしっかりしていたものの、若い時に患った結核などが尾を引いている決して強いとは言えない彼女の身体は、嚥下障害発生から1年足らずで驚くほど老衰が加速してしまっていた。ハッキリ言えば、脳以外は既にもうボロボロの状態である。真っ白になった母の肺のレントゲン写真を見て、「もう少し早く手を打てなかったのか・・・・」と、今も自分を責めづつけているが、過ぎた時間は取り戻せない。その後も母は食べる訓練を続けるのだが、肺の炎症が起きて高熱が出たり、腎臓が上手く機能せず、身体がパンパンに浮腫んだりと3歩進んで3歩下がる日々が続くことになる・・・・。

 

次回へ続く