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自己啓発を今すぐやめよう!

自己啓発にのめり込んで人生をしくじった経験を教訓に、ゆるい生き方を実践中。日々のコトなど思いついたことを綴っています。

 

ベテランだから信頼できるという誤解

ひとりごと 登山

 

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随分前の話になるが、本格的な冬山シーズンに入る時期にバックカントリー関連で雪崩講習に参加した。雪崩が起こるメカニズムや雪崩が起きやすい地形となどを学んだ後、実際の雪崩事故を参考にしながら、雪崩事故に遭わないためにどうするかを学んだ。

 

 

絶対に雪崩に遭わない方法はない

結論から言うと、雪崩が起きやすい地形や天候などを回避して事故に遭う確率を下げることはできても絶対に遭わないようには出来ないとのことで、そんな話を聞きながら、私はやはりバックカントリーに行くときはベテランガイドと同行した方が良いのだろうなぁと考えていた。
 

 

ベテランとは何のベテランなのか?

しかし、その後の講師の言葉で私の考えが白紙に戻る。「皆さんはベテランガイドのベテランとは何のベテランだと思いますか?」一瞬、何を言っているのがわからなかったのだが、講師曰く、「ベテランガイドと呼ばれる人はガイドを長く続けている人であって、雪崩事故のベテランではない。今まで幸運にも雪崩事故に遭わずに何年もガイドを続けられた人だ」ということだった。
 

 

 

自分の身は自分で守る、自己責任が鉄則

つまり、ベテランと一緒だから安全だなんてことはないということで、その後、実際にベテランガイドが雪崩に巻き込まれる数本の映像を見せられ、私を含む講義を聞いていた多くの聴衆が息を呑んでいた。相手が自然である以上、絶対安全なんてことはありえない。山に入るものは自分の身は自分で守る「自己責任」が鉄則だと改めて思い知らされることとなる。

 

「ベテラン」を考えなおす良い機会

私はこの講義をうけたことで、普段「ベテラン」と聞くと無条件に、信頼してしまう自分に疑問を持つ良いキッカケになった。例えば仕事の出来ないベテラン営業マンや不味い料理を作るベテラン料理人がいることも何のベテランなのか?を考えると腑に落ちる場合が多い。決して、人を信じるなということではないが、「ベテラン=安心」というのはある意味、自分自身の勝手な思い込みなのかもしれない。

 

さいごに

自分の勝手な思い込みで「ベテランなのにこんなことも出来ないのか?」と苛立つことが度々ある。しかし、それは当たり障りのない生き方のベテランなのか、それとも何度もトラブルを乗り越えたベテランなのか、これを機会に今後はそんなことも頭の片隅に置いて「ベテラン」と接して行こうと思う。 そうすれば、少なくともベテランへの過度の依存は避けられるのではないだろうか。