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自己啓発を今すぐやめよう!

自己啓発にのめり込んで人生をしくじった経験を教訓に、ゆるい生き方を実践中。日々のコトなど思いついたことを綴っています。

 

インチキ自己啓発が起業家をターゲットにする理由とは

自己啓発本の話 自己啓発セミナーの話 自己啓発の話 自分で調べない人 意識高い系の話 起業セミナー ギャンブル 起業家

 

「中卒で何をやっても続かなかったオレが年収1億」

「ホームレスから起業して年商1億を達成」

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こんなタイトルどこかで見かけたことあるでしょ。これ、インチキ自己啓発系が好んで使うタイトル。自費出版の本だったり、ブログだったり、本当にこういう感じの「昔はダメ人間だったけど成功した」的なタイトルが多いよね。

 

で、結論から言うと、こんなタイトルの自己啓発本や自己啓発セミナー、そして自己啓発ブログはかなりの高確率でインチキだと思っていい。全く内容スカスカの高額な情報商材やら、DVDやらを買わされるのがオチだ。

 

なぜこの手のタイトルを好んで使うのか

ではなぜ、インチキ系はどん底から這い上がった的なタイトルを好むのか。これはダメなオレでも成功できると思わせるためでズバリ、ターゲットは「ダメな人」だから。最近流行っているからと軽い気持ちで起業を目指す若者なんて、もう絶好のカモだよね。

 

カンタンに起業してカンタンに儲けたい若者がターゲット

やりたいことがあって、それを実現する方法が自分で会社を起こすことだと言うのなら良いのだけど、サラリーマンはつまらないから、ただ、なんとなく起業したいなんて人は、簡単にインチキセミナーに引っかかる。「起業するために必要な心構え」みたいなセミナーで、成功者の名言を引用した精神論を聞いて、すっかりその気になっちゃうからね。だけど、残念ながら今までダメだった人が努力もせずに起業しただけで成功者になんかなれるわけがない。

 

起業したとたんに社会的信用はゼロ

はっきり言うけど、経営なんて地味なことばっかりだし、会社を立ち上げてから社会的に認められるまでには何年もかかる。むしろサラリーマンの方が社会的信用も高くて住宅ローンも組みやすいくらいだ。つい最近、私の友人が勤めていた会社の得意先を譲り受ける形で独立をしたのだが、融資を申し込んでも銀行は全く相手にしてくれないと私に文句を言っていた。既に現在の受注だけでも数千万円を超えるのに融資担当者はクビをタテに振らないと・・・つまりはそういうことなのである。

 

最初から受け身で行動しない起業家たち

そして、そもそも起業セミナーで経営を習おうとしている時点でもうダメな気がするんだよね。まずは自分できちんと調べて勉強して、どうしてもわからないことがあれば、それを教えてくれる専門家に話を聞けばいいと思うのだが、自分ではほとんど何も調べず、すぐ誰かに習おうとする、いわゆる受け身の人達がやたらと多い気がするんだな。習ったほうが上手くいくと思っているのだろうけど、経営は自分で壁にぶつからないとわからないことのほうが多いからね、実際。「やってみなはれ」ですわ、ほんまに。

 

世の中に絶対に上手い話などない

最近は規制が緩和されて資本金がなくても会社を立ち上げられるみたいだけど、いくら時代が変わろうが経営に運転資金が必要なことに何の変わりもない。だから少額の資金しかない状態で、経験も学歴もないけど起業するという人は、資金や学歴、経験を持った人より絶対に何十倍もの努力が必要であることは言うまでもないだろう。

 

手元資金がなければギャンブルさえデキない

「こんなオレでもカンタンに◯億稼げた」なんて上手い話は絶対にないし、そんなにカンタンに稼ぎたいと思っているなら起業ではなくギャンブルをオススメしたいが、ギャンブルだって軍資金が必要だからね、やっぱり手元に資金がないと基本、何もデキないのですよ。

 

目的が「起業」であることの危うさ

ここ数年、国が積極的に起業を勧めていることもあって、私の周りにも起業を目指している人が数名いる。しかし、その殆どが自分が何をしたいかもわからずに、ただ漠然と起業したいと考えているようで、いろんな会社の社長に会ったり、貿易ゲームとかに参加したりして、どんなビジネスをしたら良いか考えているそうだ。ただ、もしこのままの状態で彼らが会社を立ち上げたら、目的のための起業ではなく起業自体が目的になってしまう気がしてならないのだが、それを今の彼らに言ったところで、なかなか理解してもらえないのが現実だ。

 

やりたいことのための努力は辛くない

偉そうなことを言っている私も若い頃は自分が何をしたいかなんてわからなかったし、ただ目の前のことをするだけの毎日を過ごしていた。でも今はおかげさまでやりたいことがあって、それがモチベーションの源となり経営を続けられている。逆に言えば、やりたいことがなかったら今まで経営は続けてこれなかっただろう。最近、特に強く感じているのは自分がやりたいことを実現するための努力は辛くないということ。それくらい「やりたいこと」は大事なことだと思うのだ。